WordPressとは？初心者向けガイドとFAQ

ウェブサイトやブログを立ち上げたいと考えたとき、多くの人が最初に出会う名前が「WordPress」です。日本国内でも非常に多くの企業や個人がWordPressを使ってサイトを運営しており、その人気と信頼性は群を抜いています。

この記事では、「WordPressとは何か？」という基本から、その特徴、メリット・デメリット、使い方、よくある質問（FAQ）まで、初心者にも分かりやすく丁寧に解説します。これからWordPressを始めたい方や、既に使っているけれどもっと理解を深めたいという方の参考になれば幸いです。

1. WordPressとは？

オープンソースのCMS

WordPress（ワードプレス）とは、世界中で最も使われているCMS（コンテンツ管理システム）の一つです。CMSとは、プログラミングの知識がなくてもウェブサイトを作成・運用できるシステムのことを指します。

WordPressはオープンソースで提供されており、誰でも無料で利用・改良・再配布することができます。この自由度の高さが、多くのユーザーに支持されている理由の一つです。

世界中で圧倒的なシェア

2025年現在、全世界のウェブサイトの約43%がWordPressで作られているというデータもあります。企業サイト、個人ブログ、ネットショップ、ニュースサイト、ポートフォリオなど、用途は多岐にわたります。

日本においても、個人事業主から大手企業まで幅広く導入されており、教育機関や自治体の公式サイトなどにもWordPressが使われています。

2. WordPressの2つの種類

WordPressには大きく分けて2つの種類があります：

• WordPress.com（ホスティングサービス型）
• WordPress.org（自分でサーバーを用意するインストール型）

WordPress.comとは

Automattic社が提供するホスティング付きのサービスです。アカウントを作成するだけで簡単にサイトを始めることができ、初心者にも向いています。ただし、無料プランでは広告が表示されたり、テーマやプラグインの自由度が制限されたりします。

WordPress.orgとは

こちらは、WordPressのソフトウェアを自分でダウンロードし、サーバーにインストールして使用するタイプです。完全にカスタマイズが可能で、プロのデザイナーや開発者はこちらを使うことが一般的です。

3. WordPressの主な特徴

• 無料で使える
• デザインテンプレート（テーマ）が豊富
• プラグインによる機能拡張が可能
• SEO対策に強い
• スマホ対応（レスポンシブデザイン）
• ユーザー管理や権限設定も可能

4. WordPressを使うメリット

初心者でも扱いやすい

管理画面がシンプルで、記事の作成や画像のアップロードもドラッグ＆ドロップで簡単に行えます。

カスタマイズの自由度が高い

テーマやプラグインを使えば、ほぼ無限に機能を拡張できます。コーディングに慣れていれば、さらに細かな調整も可能です。

コミュニティが充実

世界中にユーザーがいるため、情報量が多く、困ったときに検索すれば日本語でも多くの情報が見つかります。

5. WordPressのデメリット

セキュリティリスク

人気があるがゆえに、攻撃対象になりやすいという一面があります。セキュリティ対策のプラグインを導入したり、定期的なアップデートが欠かせません。

バックアップやメンテナンスが必要

自分でWordPressを運用する場合、バックアップや更新などのメンテナンス作業も自己責任になります。

6. WordPressの始め方（WordPress.orgの場合）

ステップ1：ドメインとレンタルサーバーを契約

国内では「エックスサーバー」「さくらのレンタルサーバ」「ロリポップ」など、日本語サポートがしっかりしたサーバーが人気です。

ステップ2：WordPressをインストール

多くのレンタルサーバーには「簡単インストール機能」があるため、数クリックでWordPressを始められます。

ステップ3：テーマとプラグインを設定

用途に合ったテーマを選び、必要なプラグインを導入しましょう。例えば：

• SEO対策：All in One SEO、Yoast SEO
• セキュリティ：Wordfence Security
• バックアップ：UpdraftPlus

ステップ4：コンテンツ作成開始！

「投稿」や「固定ページ」を使って記事を書き、サイトを育てていきましょう。

7. WordPress FAQ（よくある質問）

Q1. WordPressは本当に無料ですか？

A. はい、WordPressのソフトウェア自体は完全に無料です。ただし、サーバー代やドメイン代、有料テーマやプラグインなどの追加費用は発生する場合があります。

Q2. HTMLやCSSの知識がなくても使えますか？

A. はい。基本的な操作には特別な知識は不要です。ただし、デザインのカスタマイズやトラブル対応には多少の知識があると便利です。

Q3. プラグインは何個まで使えますか？

A. 制限はありませんが、多すぎるとサイトが重くなったり、互換性の問題が出ることもあるため、本当に必要なものだけを厳選して使うのがポイントです。

Q4. 日本語対応していますか？

A. 完全に日本語対応しています。管理画面、テーマ、プラグインの多くが日本語化されており、日本の開発者やユーザーコミュニティも活発です。

Q5. WordPressでネットショップは作れますか？

A. はい。「WooCommerce」というプラグインを使えば、本格的なECサイトを構築することが可能です。

8. 日本でのWordPressの活用例

日本でもWordPressは広く使われており、以下のような用途で活用されています：

• 中小企業のコーポレートサイト
• 飲食店の予約付きホームページ
• 士業（弁護士・税理士）のサービス案内
• フリーランスのポートフォリオ
• 地方自治体の地域情報発信
• 教育機関の講義資料配信やブログ

特に中小企業や個人事業主にとって、低コストでプロフェッショナルなWebプレゼンスを構築できる点が魅力です。

9. WordPressに関する便利なリソース

• WordPress公式サイト（日本語）
• WordPress Codex 日本語版
• 日本語のWordPressフォーラム
• WordCamp Japan（イベント情報）

まとめ

WordPressは、初心者からプロフェッショナルまで、誰にとっても非常に強力なウェブサイト構築ツールです。その自由度と拡張性、情報の多さ、そして日本語対応の手厚さが、多くのユーザーに選ばれる理由です。

もし「これから自分のウェブサイトを持ちたい」「ブログを始めたい」「会社のホームページを作りたい」と考えているなら、WordPressは間違いなく検討すべき選択肢です。

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